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食物栄養学科

[ Department of foods science &Human Nutrition ]

食・栄養・健康を通して幸せを届ける管理栄養士になる

管理栄養士は国家試験に合格して取得できる食・栄養・健康に関する専門職の国家資格です。栄養士とは異なり、乳幼児から高齢者、妊婦、スポーツ選手、傷病者など、それぞれの個人に適切な栄養指導をすることができます。本学科では①社会のニーズに合わせて教育課程の見直しを定期的に行ない、学生の声も反映したより学びやすい実践的なカリキュラムによる授業を行っています。②地域住民と関わる授業や行事を積極的に取り入れることにより、学生の人間力向上と地域貢献に取り組んでいます。また、全国的な料理コンテストに積極的に挑戦することで実践力に磨きをかけ、学生の調理技術の自信にもつながっています。さらに希望者には海外研修旅行にて、国外での食文化などを学び、他の養成校では体験できない充実した内容で、学生の食文化への関心を広げています。

学びのポイント

  • Point01

    安心して学べる教育体制

    学生が学びやすい新カリキュラム/クラス担任及び専任教員によるきめ細やかな学修サポート

  • Point02

    充実した国家試験対策

    特別対策講座/小テスト/模擬試験

  • Point03

    密度の濃い学修支援

    地域住民との交流活動/学内外各種行事・料理コンテスト/海外研修旅行(希望者のみ)

4年間の学びの流れ

※習得年次は一例です。科目内容により変更になる場合があります。

食物栄養学科の特色

学科の特色

  • 管理栄養士への学年に応じた手厚い対策の取り組み
    国家試験合格への充実したサポート体制
    令和6年度 第39回管理栄養士国家試験合格率72.2%(第39回管理栄養士国家試験合格率:48.1%)
    1~2年生
    アクティブラーニングを含めた授業で基礎を固める

    人体の構造と機能と疾病の成り立ち/食べ物と健康/基礎栄養学/応用栄養学/栄養教育論など

    3年生
    専任教員による専門科目の授業

    臨床栄養学/公衆栄養学/給食経営管理論など+国家試験対策演習(週1回)/模擬試験(年3回)

    4年生
    試験直前まで授業内外で国家試験対策

    特別対策講座(週3~5回)/小テスト(週1回)/模擬試験(年15回)/外部講師による対策講座(年5回)

  • 様々な体験により実践力が身につく
    湯けむり健康教室

    3年次の授業の一環として、大学健康センターと協力し、地域住民への栄養教室を実施しています。講義テーマは食事や生活習慣調査結果および健診データなどをもとに学生が参加者に合わせた内容で企画していきます。実践的な個別・集団栄養指導を行うことで、人へ伝えることの難しさや楽しさを経験する貴重な取組みとなっています。

    地域住民対象公開講座

    2003年から年に1〜2回「食で健康づくり」をテーマとしてこれまで様々な講座を実施してきました。学生が主体となり講座の内容を検討したり、調理指導等を行っています。30回を迎えたことを機に、これまでの講座の中からレシピを抜粋してレシピ集を作成して、参加者を含めた多くの方々に利用いただいてます。学生は、この講座を通して、実践的な調理技術のみならず、対象者に対するコミュニケーションスキルを身につけています。

    ロコモ・認知症予防教室

    2014年に始まったこの教室では、高齢者の健康課題であるロコモティブシンドロームと認知症の予防について、運動の観点から学生が主体となって指導しています。健康増進分野に関わる管理栄養士は、健康づくりと運動との知識のみならず、指導力も求められます。このため、学生は、この教室において実践的な運動指導技術を身につけています。

    親子料理教室

    地域の園児・児童と保護者を対象に毎年夏休みに親子料理教室を開催しています。管理栄養士を目指す学生のサポートのもと、親子で一緒に調理をし、食の大切さや調理する楽しさを知っていただくとともに親子のコミュニケーションをより深めていただく機会となっています。

    明星小学校・別府大学連携「食育」プロジェクト

    本プロジェクトは、小学生に調理実習や食育劇を通して食事の大切を伝えることで、子どもたちの健やかな成長を支援することを目的としています。授業の一環としても組み込まれており、学生達は約3ヶ月かけてメニュ―作成や栄養指導の準備を行います。実際に小学生に調理を教えたり、食育劇の内容を考えたりすることで、管理栄養士としての知識、技術などを習得し、実践力も培うことができます。

  • 充実した入学前教育によるサポートと入学後も安心して学べるカリキュラム

    入学前スクーリングにて入学後に必要な知識や取り組み方を学び、スムーズな大学生活に入ることができます。苦手な科目にもしっかり学ぶことができます。遠方の方には、入学前課題を送付しています。
    また、平成28年度より、学生の声も聞きながら、より学びやすい実践的な新カリキュラムによる授業を行っており、成績を伸ばしています。

  • 高い実質就職率

    令和5年度も、就職希望者全員が就職しました。大分県内での就職希望者も100%県内で就職できました。大分県内外での管理栄養士としての就職に大きなアドバンテージがあり、卒業生同士のネットワークの結びつきも強くなっています。また、公務員として活躍している卒業生は年々増えています。
    仕事の悩みや転職または結婚、育児後の再就職などについても教員等が親身に対応しています。

履修モデル

青色の科目は管理栄養士国家試験の受験資格科目です。

1年 2年 3年 4年
科目区分 科目
教養科目 食物栄養科学基盤領域 ◎導入演習 ◎基礎演習 ◎アカデミック・スキルズ ◎グローバル食文化研修I
地域社会総合領域 ◎大学史と別府大学
人間と文化の探求 ◎体育実技Ⅰ ◎体育実技Ⅱ
社会科学探求領域 ◎法学(日本国憲法)
自然科学・情報基盤領域 ◎生物学 ◎情報リテラシー ◎数理データサイエンス入門
国際理解の
ための言語領域
◎英語1 ◎英語2 ◎英語3 ◎英語4 ◎韓国語基礎1 ◎韓国語基礎2
専門科目 専門基礎分野 ◎解剖生理学 ◎解剖生理学実験 ◎生化学Ⅰ ◎医学概論・臨床医学入門 ◎食品学Ⅰ ◎食品学Ⅱ ◎食品学実験 ◎調理学 ◎基礎調理実習 ◎調理実習
専門分野 ◎基礎栄養学 ◎基礎栄養学実験 ◎栄養教育論実習 ◎実験・実習事前総合演習
科目区分 科目
専門科目 専門基礎分野 ◎社会福祉論 ◎公衆衛生学Ⅰ ◎公衆衛生学Ⅱ ◎生化学Ⅱ ◎生化学実験 ◎運動生理学 ◎病態生理学 ◎微生物学(生体防御を含む) ◎食品加工学 ◎食品加工学実習 ◎食品衛生学実験 ◎応用調理実習 ◎食品衛生学 ◎食品衛生学実験
専門分野 ◎応用栄養学Ⅰ ◎応用栄養学Ⅱ ◎栄養教育論Ⅰ ◎臨床栄養学Ⅰ ◎公衆栄養学Ⅰ ◎給食経営管理論Ⅰ ◎給食経営管理論Ⅱ
特別演習 ◎管理栄養士演習Ⅰ ◎管理栄養士演習Ⅱ
科目区分 科目
専門科目 専門基礎分野 ◎社会福祉援助技術実習 ◎運動生理学実験 ◎調理学実験
専門分野 ◎応用栄養学Ⅲ ◎応用栄養学実習 ◎実践栄養学実習 ◎栄養カウンセリング論 ◎臨床栄養学Ⅱ ◎臨床栄養学Ⅲ ◎臨床福祉介護論 ◎臨床栄養学実習 ◎臨床介護栄養実習 ◎公衆栄養学Ⅱ ◎公衆栄養学実習 ◎給食経営管理実習 ◎総合栄養マネジメント演習I ◎臨床栄養学臨地実習 ◎公衆栄養学臨地実習 ◎給食運営臨地実習Ⅱ ◎地域栄養活動演習 ◎栄養カウンセリング実習
特別演習 ◎管理栄養士演習Ⅰ ◎管理栄養士発展演習Ⅱ
科目区分 科目
専門科目 専門基礎分野 ◎健康管理概論
専門分野 ◎総合栄養マネジメント演習Ⅱ ◎総合栄養マネジメント演習Ⅲ
特別演習 ◎実践専門演習Ⅰ ◎実践専門演習Ⅱ

取得可能な資格・免許状

  • 栄養士※1
  • 管理栄養士(国家試験受験資格)※1
  • 教員免許(栄養教諭一種免許状)※1
  • 食品衛生管理者※1
  • 食品衛生監視員※1
  • フードスペシャリスト(受験資格)
  • 司書※1

※1)編入学に関する注意

「管理栄養士国家試験受験資格」・「栄養士」・「栄養教諭一種免許状」・「食品衛生管理者・食品衛生監視員」・「司書」の取得を希望する場合、編入学以前に修得した単位の内容によっては、3年以上の在学を要することがあります。
「食品衛生管理者・食品衛生監視員」任用資格取得に必要な単位は、食品衛生管理者・食品衛生監視員養成施設相互間においてのみ認定できます。

卒業後の進路

  • 大分県職員(管理栄養士)
  • 佐伯市職員(管理栄養士)
  • 国立病院機構 九州がんセンター
  • ほか
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