
令和8年7月6日より、看護学科2年生による「基礎看護学実習Ⅱ」が始まりました。
この実習は、1年次の実習とは異なり、学生が実際に患者さんを受け持ちながら、看護過程の展開や日常生活援助を行う初めての本格的な臨地実習です。これまで講義や演習で学んできた知識と技術を実践の場で活用しながら、看護の本質を学ぶ重要な機会となります。
学生たちは実習に向けて、「基礎看護方法論Ⅲ」において看護過程の展開や援助の実践について学んできました。講義では、患者情報をもとにアセスメントを行い、必要な看護を考える学習に取り組みました。ペーパーペイシェントを用いた演習では、疾患や症状だけでなく、生活背景や入院による不安、家族への思いにも目を向けながら、「患者さんは今どのような気持ちで過ごしているのか」を考察しました。

また、グループワークでは、それぞれが考えた看護について意見を交わし、発表の場では他グループからの質問に対して根拠を示しながら説明する姿が見られました。知識や経験はまだ十分とはいえませんが、患者さんを理解しようとする視点や、自らの考えを相手に伝えようとする姿勢には、学生たちの着実な成長がうかがえました。


演習室習では、実習室において援助計画に基づく実践にも取り組みました。学生たちは技術を実施するだけでなく、患者さんへの声かけや関わり方についても考えながら行動し、看護を単なる技術ではなく「人への援助」として捉えようとする姿勢を深めていました。



実習初日、ユニフォームに身を包んだ学生たちの表情には緊張も見られましたが、それ以上に患者さんから学ぼうとする意欲が感じられました。これまで積み重ねてきた学びを土台に、一人ひとりが看護実践者としての第一歩を踏み出しています。



看護学部では、講義・演習・シミュレーション学習・臨地実習を有機的に結び付けながら、対象者を理解し、自ら考え行動できる看護職の育成を目指しています。今回の実習が、学生たちにとって大きな成長の機会となることを期待しています。


