
別府大学食物栄養科学部発酵食品学科では、シリーズ体験講座「 食品科学のすゝめ」と題して全5回の公開講座を実施しています。
今回、11月8日(土)は「学んで味わおう!チーズの世界」と題し、チーズプロフェッショナル協会(C.P.A)認定チーズプロフェッショナルの渡辺真理子氏による講演とチーズの試食を行いました。
当日は一般の方と学生あわせて30名が参加し、フランス各地のバラエティ豊かなチーズのエピソードに耳を傾けながら、様々なチーズを試食していました。
微生物や菌の働きを学んでいる学生にとって、講義で得た知識が実際の食品づくりとどのようにつながっているのかを、五感を通して確かめられる貴重な機会となりました。チーズが熟成する過程で乳酸菌やカビが果たす役割、産地の気候や原料乳の違いが風味に与える影響など、専門的な内容をわかりやすく学びながら味わうことで、発酵食品の奥深さを改めて実感している様子でした。
また、一般参加者の方々にとっても、普段は何気なく口にしているチーズの背景にある歴史や文化、製法の違いを知り、食の楽しみが一層広がる時間となったようです。
本シリーズ体験講座「食品科学のすゝめ」では、今後も発酵食品や食品科学の魅力を身近に感じられる内容を予定しています。地域の皆さまや高校生、在学生の学びの入り口として、また「食」を支える科学の面白さに触れていただく場として、引き続き公開講座を展開してまいります。




