
2025年4月に開設された本学看護学科では、前期の試験を終えた学生たちが、看護職への第一歩として臨地実習に臨みました。
今回の実習は、病院、高齢者施設、児童養護施設の3か所をそれぞれ1日ずつ訪問する形式で行われました。学生たちは、地域や医療現場で活躍する看護師の姿を「見て」「聞いて」「感じて」「言葉にする」ことで、これまで以上に自身の将来像を具体的に描く貴重な学びの時間となりました。
初めての臨地実習ということもあり、緊張の中でのスタートでしたが、実習の目的は、様々な体験を通して学びを深めることにあります。どんな経験も、看護師として成長するための糧となります。実習を終えた学生たちからは、次のような声が聞かれました。
ある学生は、「3施設それぞれで対象者一人ひとりとコミュニケーションをとることで、小さな変化に気づき、その人に合ったケアにつながることが分かりました」と語り、観察力と対応力の重要性を実感した様子でした。また別の学生は、「看護師が行う個別性の尊重と個別のケアには、その人らしい生活を支える役割があり、それをより洗練されたケアにするためには多職種連携が重要であることを学びました」と話し、チーム医療の大切さを深く理解する機会となったようです。それぞれの施設で戸惑いながらも、学生たちは看護師としての自覚を少しずつ芽生えさせていった様子がうかがえました。
最終日には、学びのまとめとしてグループ発表を行い、学生たちは5分程度でそれぞれの学びを共有しました。多くの学生が、「対象者の立場に立ったコミュニケーションの難しさ」や「一つひとつのケアの意味を考えて行動することの大切さ」を堂々と発表する姿は、実習前よりも一回り成長した看護学生の姿そのものであり、今後の成長への期待が膨らみました。
今後も臨地の皆さまのご協力に感謝しながら、学生たちが一歩ずつ成長していく姿を温かく見守ってまいります。
