令和7年6月11日（水）および17日（火）に、本学国際経営学部の髙木正史教授が、本学と連携協定を締結している大分県立佐伯豊南高等学校において、「総合的な探究の時間」の一環として、高大連携授業を実施いたしました。
　授業のテーマは『研究者が実施している「研究」に学ぶ「探究学習」の進め方』と題し、大学における研究活動の方法論を高校生に紹介する内容となっておりました。
　11日の授業には2年生50名が、17日には3年生60名が参加し、両日ともに教員の方々にもご参加いただきました。2年生は探究学習の開始段階にあり、今後のテーマ設定に向けた準備を進めている時期です。一方、3年生はこれまでの探究学習の成果を踏まえ、さらに研究を深めていく段階にあります。
　今回の授業では、オープンキャンパス等ではなかなか触れることのできない、大学教員が実際に行っている研究の方法論について説明があり、その手法が高校での探究学習にも応用可能であることが示され、参加した生徒たちは、2年生・3年生ともに熱心にメモを取りながら聴講していました。
　特に3年生の授業では、予定時間を50分延長して実施されました。「人口・福祉グループ」「観光・歴史グループ」「自然・環境グループ」「地域・食グループ」「複合グループ」の各グループに分かれ、探究学習を進める上で必要となるアイデアの提示が行われ、生徒同士によるディスカッションも活発に行われました。さらに、6名の生徒が前に出て、簡単なコメントを発表しました。
　いずれのコメントにおいても、佐伯市の魅力をより多くの人々に伝えたいという思いが強く表れており、生徒たちの地域に対する関心と探究心の深さが感じられる内容となっていました。