特別講演
2011年度特別講演
- 日 時
- 平成23年8月9日(火)10:40~12:10
- 演 題
- 読書と異文化コミュニケーション」(仮題)
- 講演者
- マリ クリスティーヌ氏(異文化コミュニケーター)
講演者プロフィール
異文化コミュニケーター
国連ハビタット親善大使
マリ クリスティーヌ
父親の仕事に伴い4歳まで日本で暮らし、その後ドイツ、アメリカ、イラン、タイ等諸外国で生活。単身帰国後、上智大学国際学部比較文化学科卒業。この頃スカウトがきっかけで芸能界へ。
94年東京工業大学大学院理工学研究科社会工学専攻修士課程修了。今現在も都市工学を学んでいる。 生まれながらの環境から学んだ幅広い視点から国際会議・式典等の司会、講演活動など多方面にわたる活動をこなす。最近では乳がんの予防、早期発見のため、企業のCSRアドバイザーとしても活動している。
- 1996年6月
- AWC(アジアの女性と子どもネットワーク)代表
ボランティア活動などにも精力的に活動している
(URL http://www.awcnetwork.org/) - 2000年6月
- 国際連合人間居住計画(国連ハビタット)親善大使に任命される。
United Nations Human Settlement Programme (UN-HABITAT)
(広報活動、居住問題の解決のための活動を続けている。)
(URL http://www.habitat.or.jp/) - 2002年3月
- 2005年日本国際博覧会 愛・地球博 広報プロデューサー 就任
- 2006年4月
- あいち海上(かいしょ)の森名誉センター長 就任
- 2009年4月
- 「生物多様性条約第10回締約国会議」(COP10)支援実行委員会広報アドバイザー就任
- 2009年11月
- 富山大学客員教授就任
- 2010年8月
- シルク博物館名誉館長就任
■メッセージ
私は、日本で生まれ、その後欧州、アメリカ、アジアとさまざまな国と地域で生活の拠点を持ち、大学入学を機に再び日本に戻って現在に至るまでの活動拠点 としております。仕事においても、その範囲を世界におき、各国の文化や生活を通して、異文化でのコミュニケーションの難しさとともに大切さを学んでまいり ました。94年からは東京工業大学大学院で社会工学を学び、都市工学について強い関心を持ち、社会活動にいかしております。2000年からわたくしは国連 ハビタットで親善大使を仰せつかっております。このハビタットとは、国家・地域のレベルを超えて社会的・環境的に持続可能なまちや都市づくりを促進するこ とを使命とする、都市と居住の問題に取り組む国連機関です。この活動を通して、アジアや太平洋沿岸諸国との関係もより深くなっております。また、アジアの 女性と子どものネットワークの代表を務めており、特に近年の地域格差による、女性と子どもの人権と生活環境の悪化に対し、各国を回りながらその権利の維持 向上に努めております。
また、愛・地球博では、海外要人の案内役をさせていただきました。海外の方へ日本を知っていただき、感じていただくお手伝いは、日本を深く知り、一方で 海外でのコミュニケーションのあり方を研究・実践してきた「異文化コミュニケーター」を自負する私にとって最もやりがいのあるお仕事だと思っております。
これからも自分にできることを少しずつ、確実に行っていきたいと思います。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
■講演内容
都市計画・まちづくり(環境整備、地域社会のあり方、過疎化や活性化、高齢化など)、女性問題、教育問題、人権問題、ボランティアのあり方、子どもの人権 など
<講演演題>
「国際社会の中の日本」
「女性の社会参加、男性の家庭参加」
「地球市民として生きる」
「できることからはじめよう!環境問題」
「新しいライフスタイルの創造」
「世界の文化 日本の文化」
「女性の目からみた国際社会」
「子どもの居場所づくり」 等
<主な委員会活動>
「社会資本整備審議会」国土交通省
「沖縄振興審議会」内閣府
「出入国管理政策懇談会」法務省
<主な著書>
「愛・LOVE・フレンドシップ」中日新聞社2006.3
「ありがとう 愛・地球博」ユック舎2005.12
「お互い様のボランティア」ユック舎2005.7
「自分を生かす人見失う人」海竜社1998.7
「心地よい我が家を求めて」
TBSブリタニカ1997.12
「ひとを素敵と思う朝」立風書房1992.10