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【学生及び保護者の皆さんへ】大型連休明け以降の対応について(2020.04.28更新)

 本学では、政府の緊急事態宣言の全国拡大を受けて、急遽4月17日・18日を休校として、20日から遠隔授業を開始しました。遠隔授業については、15日の開講当初から対面授業と並行しながら準備をしていましたが、予定より早く学生の登校を停止せざるを得なくなったため、20日からの遠隔授業はシステム補強や学生・教員の対応の面で困難が予想されました。
 しかし、学生の皆様と教職員の驚くべき対応力によって、別府大学では遠隔授業の本格的稼働にこぎ着けることができました。当初は多少の混乱はありましたが、日に日に解消され、1週間で専任教員担当授業のほとんどで遠隔授業の見通しが立ちました。別府大学の底力を感じました。今後もさらに整備・充実に努めて参ります。
 
 さて、以上のことによって、多くの授業を先送りすることなく実施できる見通しが立ちました。講義・演習系授業はほぼ通常どおりの予定で進むと思います。遠隔授業の継続については、当面5月6日の緊急事態宣言の期限を目途にしていましたが、大学としては、新型コロナウイルス感染症対策の観点から慎重な検討の結果、少なくとも5月中は、遠隔授業を継続するという結論に達しました。5月7日~5月31日の間は、学生はこれまでどおり、原則登校の自粛を継続します。
 また、6月以降は、政府や大分県の対応を踏まえて、可能であれば、6月1日から対面授業の一部を再開し、実習授業等の面接授業が必須なものから少数で実施し、残りは、7月から9月の夏期期間に集中講義のかたちで実施するように計画しています。これによって、学生は、前期の授業のほとんどを滞りなく履修できるはずです。
 新型コロナウイルス禍によって、さまざまな面でご迷惑をお掛けしておりますが、大学は、このような厳しい現状の中でも皆様の教育の環境をできる限り確保して行く努力を続けます。
 
 なお、新型コロナウイルス感染症が原因で家計が急変し一時的に困窮した学生に対しては、国の高等教育修学支援制度及び貸与奨学金の緊急支援を紹介しますので、詳しい情報が必要な学生は、大学事務局学生課(0977-66-9622)までお問い合わせください。また、大学独自でも、先の熊本地震や水害等の救済措置を踏まえ、早急に緊急支援措置を整備する予定です。このことについては、後日詳しくお知らせします。
学生「誰一人取り残さない」ように、皆様のご意見を汲み上げながら、大学運営を進めて参ります。何卒ご理解・ご協力を賜るようよろしくお願い申し上げます。

別府大学学長 飯沼賢司

 

[投稿日:2020年4月28日]