森薫子さん(科目等履修生)が日本語教育能力検定試験に合格しました!
森薫子さん(科目等履修生)が2024年に実施された日本語教育能力検定試験に、見事合格しました!
森さんは、高校の国語教員を経た後、日本語教師の道を志し、本学日本語教員養成課程に在籍、見事 2 年目で合格なさいました。
令和6年の応募者は 4,196 名、うち合格者は1,045 名。実に合格率 24.9%という狭き門です。その難関試験を乗り越えた森さんは、本当に素晴らしいの一言です。
以下、森さんより喜びの声を紹介します。
森さんの喜びの声
合格証書を手にして今の率直な気持ちは「ほっとしている」ということです。加えて、指導教授の篠崎大司先生に心より感謝を申し上げたいと思います。
私が日本語教師を目指したきっかけは、前職で外国にルーツを持つ生徒たちを担当したことからです。2021 年から対象の生徒を取り出して「日本語」の授業をするようになりました。日本語の先生が付くものと思っていましたが、担当は国語科に振られ私が担当することになりました。来日後4~5年の生徒たちでしたので、一から教えるのではなく「やさしい日本語」レベルで授業ができました。そんな時、次年度入学する生徒は日本語がほとんどわからないらしいという情報が入りました。そういう生徒に授業をする術を持たない自分は通用しないということを痛感し、一から勉強しようと思い立ちました。幸いにも地元の本学に日本語教師養成課程があり、科目等履修生として入学しました。
私自身は文学部出身でしたので、言語学を学び日本語教師を目指すのは実は全く違う学問でした。"2度目の女子大生"ということでワクワクしながら講義を受けていましたが、「日本語教育概論」でその姿勢に背骨が入りました。というのは毎週約30ページ×5回分の講義資料の宿題の存在で、それをノートにまとめ、単元テストをするというものでした。先生は常々「大変なことでもやり続けていれば大変と思わなくな
る」とおっしゃっていましたが、その通りでした。平日は授業の前後の空き時間(1,5h×2)と家での 1~2 時間で 4~5 時間の勉強時間を確保し、だんだん大変さに慣れてきました。その講義資料は 114 冊あります。「試験合格のためには5回は読みなさい」という先生の言葉を実行して、合格にたどりつきました。
今秋には国家資格日本語教員試験があります。
[投稿日:2025年1月29日]