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【日本語教員養成課程】日本語教育能力検定試験に見事合格!

42510 (5).jpg 別府大学では、日本語教員養成課程を開設しており、社会人の方の受け入れも行っています。(大学卒以上の方対象)
 この度、今年度前期まで科目等履修生として日本語教員養成課程で勉強なさっていた麻生学さんが、昨年10月に実施された日本語教育能力検定試験に見事合格なさいました。本過程で社会人での合格は初めてです。

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日本語教育能力検定試験に合格して

 1953年生まれの自分が人生の第四クォーターに入ったと感じたとき、この先何をすれば社会のお役に立てるだろうかと考え、日本語教師になることを目指すことにしました。
 2020年4月から、篠崎大司先生の「理論と実践をしっかり学べる」ことが特徴の日本語教員養成課程に入り勉強を始めました。当初はバラバラに見えていた専門用語が、勉強を続けるうちに徐々につながり始め、理解が有機的に進んでゆくようになっていきました。
 2021年12月に検定試験に合格しましたが、妻は、「合格なんて驚き!」と失礼なことを言うのです。私は、「嘘でも、きっと合格すると思っていた。と言うべきじゃないか。社交辞令という言語運用の重要な技術を知らないのか。」と冗談で言い返しました。私は、障害者スポーツの国際大会の開催に関わり、多くの国の人と接した経験から、文化が違えば物事の捉え方、説明の仕方が異なるということ学びました。一つの事象も見る方向によっていくつもの説明が成り立ちます。複数の選択肢の中から相手の立場を尊重する言い方を選ぶこともできるし、ネガティブな言い方もできます。前者が社交辞令であり、公の場面では多用されます。国際社会で大人として振舞う場合、常に意識しておかなければならないことです。このようなことを論理的に確認できたことも成果でした。また、まだ成長する余地があることを私自身に証明できたことも大きいことでした。
 篠崎先生のご指導と、クラスで一緒に学んだ学生の皆さんに感謝いたします。これからも日本語教師になるという当初の目標に向かって精進を続けてゆくつもりです。麻生 学)

 

[投稿日:2022年1月28日]