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【学芸員課程】IPM講習会及び梱包講習会を実施しました

【学芸員課程】IPM講習会及び梱包講習会を実施しました

 本学学芸員課程では後期も前期に引き続き、博物館実習の一環としてIPM講習会と梱包講習会を開催しました。

2024年度後期IPM講習

 令和6年11月9日(土)、本学附属博物館にて「2024度後期IPM講習」を実施しました。今回は、九州国立博物館などで実際にIPM業務をしている株式会社タクトの下川可容子氏、ほか2名を講師にお招きしました。IPMは「Integrated Pest Management」(総合的有害生物管理)の略で、文化財を虫やカビから守るために様々な防除対策を組み合わせて行うことです。午前中は、IPMについての講話に加えて、トラップ調査で捕まった虫の同定を行い、午後は附属博物館を使ったトラップの設置・回収の実務を行った上で、ゾーニングの学習と、虫が出た場合のシミュレーションを行いました。

2024年度後期梱包講習

 令和6年11月16日(土)、本学附属博物館にて「2024年度後期梱包講習」を開催しました。前期に引き続き、日本通運株式会社福岡支店(九州美術品センター)の協力のもと、同支店の岡野章一氏、ほか2名を講師にお招きしました。午前中は梱包資材や博物館資料の取り扱いに関する注意事項等の説明が行われたのち、立体物の梱包を体験しました。午後は絵画の取り扱いや梱包について学び、その後、グループごとで梱包体験をしました。

 今回の講習はいずれも実践的に学ぶ場となり、学生にとっては博物館を支える様々な仕事があることを知る良い機会になりました。また、両社には本学のOB・OGが勤務しており、先輩たちの活躍を目の当たりにすることができました。

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[投稿日:2025年1月17日]