令和6年10月27日（日）、司書課程の学生40名と教員2名の計42名で佐賀県にある武雄市図書館と伊万里市民図書館を見学しました。本企画は、地域と共に運営される公共施設の取り組みを学ぶ目的で開催されており、毎年恒例の大好評企画です。
　武雄市図書館は、雑貨や食品が販売されていたり、カフェが併設されていたりと、図書館に馴染みのない方も興味を持って過ごせる工夫が散りばめられていました。また、イベントが毎週のように企画開催されており、様々な利用者のニーズに応えると共に、地域の観光名所とも言える図書館でした。
　伊万里市民図書館は、武雄市図書館から車で30分程度の場所に位置しており、武雄図書館とは全く系統の異なる図書館です。ベテラン司書を多く配置しており、目新しいサービスやイベントではなく、読書会や読み聞かせなど従来から行われている図書館サービスが徹底されていました。図書館サービスの徹底以外にも蔵書の質や司書の質の高さから全国から注目を浴びている理由が納得できる素晴らしい図書館でした。卒業生の末次健太郎さんが館内を案内してくれました。
　参加学生からは「すべてが新鮮で図書館に対する意識が変わった」や「初めて県外の図書館を見学でき、もっといろんな図書館を知りたくなった」「系統の異なる図書館を見学できたことで進路選択の良い経験になった」「伊万里市民図書館のご担当者さまが別府大学の卒業生で進路選択の希望になった」といった声が届いています。
　私たちが当たり前のように利用している図書館を改めて振り返るとともに、街づくりの一員としてこれからの公共施設の在り方について考えるきっかけになれば幸いです。

[投稿日:2024年11月29日]